瀬戸市 交通事故 機能障害

 肩関節には,屈曲・伸展,外転・内転,外旋・内旋という6つの種類の運動があります。このうち,肩関節においては,屈曲,外転・内転という3つの種類の運動が主要運動とされます。主要運動とは,各関節における日常動作において最も重要なものをいいます。多くの関節では主要運動は1種類しかありません。しかし,肩関節には,屈曲,外転・内転という3つの主要運動があります。
 
 関節の機能障害は,原則として主要運動の可動域の制限の程度によって評価されます。ただし,一定の場合には,主要運動可動域のみならず,参考運動可動域制限の程度をも併せて評価し,機能障害に該当するか否か判断されていきます。
 
 肩関節における参考運動は,伸展,外旋・内旋の3種類になります。とくに,屈曲・伸展は,同一面にある運動の1つが主要運動とされ,他が参考運動とされている例外的な運動となり,それぞれの運動が独立して評価されることになる珍しい例です。
 
 肘関節には,屈曲・伸展の2種類の運動があります。屈曲・進展は同一面の運動です。肘関節においては,この屈曲・伸展という2種類の運動を主要運動として取り扱います。肘関節には,屈曲・伸展の2種類の運動しかなく,かつ,屈曲・伸展の2種類の運動が主要運動になります。
 
 手関節には,屈曲・伸展,橈屈・尺屈の4種類の運動があります。手関節における主要運動は屈曲・伸展とされています。手関節における参考運動は,橈屈,尺屈とされています。屈曲・伸展は同一面の運動であり,橈屈・尺屈も同一面の運動です。したがって,屈曲・伸展,橈屈・尺屈ともに同一面の運動の和が健側と比肩して機能障害所定の数値に制限されているか否かを測定していくことになります。